「青春18きっぷ」と共に夜行フェリーを活用しよう!夜の移動で時間を有効に使う方法

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JRの「青春18きっぷ」は、春、夏、冬の長期休暇シーズンを利用して旅行に出かける方にとって大変興味のあるサービスです。このチケットを利用すれば、基本的に快速・普通列車が全国のJR在来線を5日間乗り放題となるため、長距離を移動する旅行者にとってはとても重宝するようなチケットと言えるでしょう。

〈夜行フェリーで横になって休もう〉

かつては、「ムーンライトながら」などの夜行快速列車もあり、寝ながら移動し時間を有効活用することも可能でした。しかし、2020年の夜行快速列車全滅により、18きっぷでの深夜移動は現在では不可能となってしまいました。すると、何とか深夜移動を可能にし、時間を有効活用する方法はないのでしょうか?

答えは夜行フェリーです。フェリーには直接的には18きっぷを利用することはできませんが、深夜に移動することで時間を有効活用するという意味では、夜行列車と同じ役割を果たします。また、横になって休むことが多いため、体力の回復に有効です。

〈夜行フェリーの活用術〉

特に西日本方面に目を向けると、多くのフェリー路線が存在しています。例えば、神戸と高松を結ぶ「ジャンボフェリー」。4往復中、1往復が深夜便で、午前1時に両港を出発し、午前5時に到着します。また、瀬戸内海を渡って関西・四国・九州間を結ぶフェリーも活性化しています。その中でも「松山・小倉フェリー」や、大阪南港と愛媛県の東予港を結ぶ四国開発フェリーの「オレンジフェリー」は、18きっぷと合わせて利用することが容易でしょう。

東日本では、八戸と苫小牧を結ぶ川崎近海汽船の「シルバーフェリー」が存在します。こちらは2往復が日付をまたいで運航されています。また、新日本海フェリーの敦賀~苫小牧東間航路(新潟・秋田経由便)も、新潟→秋田間の片方向のみであるものの、「ムーンライト」シリーズのような短時間での夜行利用が可能です。

名古屋~仙台~苫小牧間を結ぶ「太平洋フェリー」や、東京~北九州間を結ぶ「東京九州フェリー」など、夜行フェリーは国内各地で運航されています。このようなフェリーを利用することで、鉄道を使う旅行だけでは体験できなかった夜行の乗り物の雰囲気を楽しむことができます。

鉄道とは異なるアプローチですが、時間を有効活用する新たな方法として、夜行フェリーの利用を考えてみるのも良いかもしれません。普段とは違った旅行の過ごし方ができるでしょう。

参照記事・引用元画像
「18きっぷ」とあわせて使いたい夜行フェリー 夜の移動で時間を有効活用 - 鉄道コム
国内では数多くが運航されているフェリー。特に「青春18きっぷ」とあわせて使うことで、時間を有効活用できる航路をご紹介します。