「離婚しようよ」で話題の和菓子店と人気作家による新ブランド「ひる凪」がデビュー

まちの話題

愛媛県今治市の老舗和菓子店、今治 清光堂が、和菓子作家・坂本紫穗監修の新ブランド「ひる凪」のボックス3種のオンライン販売を始めました。

〈老舗和菓子店と人気和菓子作家のコラボ〉

国内外でさまざまなワークショップや展示を手がける人気和菓子作家・坂本紫穗と新たなブランド「ひる凪」を立ち上げたのは、愛媛県今治市の老舗和菓子店、今治 清光堂の3代目、益田寛規。

益田寛規と言えば、日本とグアムをルーツに持つ3代目和菓子職人として国内外で活躍。伝統的な和菓子作りを追求し続ける一方で、父であるグアム出身のビル・リョングレローの斬新なアイディアを取り入れ、新感覚の和菓子も開発しています。

特に愛媛名産のミカンをまるごと求肥に包んだ「一福百果」は、Netflixで公開中の連続ドラマ「離婚しようよ」でもフィーチャー。知る人ぞ知る愛媛銘菓と言われています。

〈愛媛への愛やこだわりがカタチに〉

新ブランド「ひる凪」の名前は、清光堂の目の前に広がる美しい志島ヶ原の「昼間の凪」から名付けられました。素材選びから細部までストーリーが存在する愛媛の特産品を生かした自然派和菓子は、どれも味わい深いものばかり。

例えば、「透青」という名の羊羹はその一つです。坂本紫穗は、今治独特の青い空や海、砂浜に感銘を受け、その景色を再現したいと益田寛規に提案。もっちりとした食感で口当たりのよい葛羊羹に、梅の酸味がほんのりと香るさわやかな味わいが特長です。

「透青」

また、「月影」と名付けたどらやきは、愛媛県産のすじ青海苔と藻塩の風味が存分に楽しめる一品。口に入れた瞬間に広がる海苔の新鮮な香りが印象的です。すじ青海苔は、海岸でつくることの多い海苔を陸地で清浄な海水で育てる、瀬戸内海の特産海苔で、雑味を抑えた繊細な香りが特徴です。そして、藻塩のまろやかな塩味が国産バターと濃厚なあんこと見事にマッチし、一度食べれば忘れられない味わいが広がります。

さらに、「雪の下」という名の和菓子は、しんしんと降る雪が梅の花に積もった時の様子と香りをイメージして作られました。香り高い南高梅をまるごと求肥に包み、その華やかな香りと程よい酸味を閉じ込めたました。その味わいはミルクあんの使用により一層深まります。

「雪の下」

このように「ひる凪」の和菓子たちは、愛媛の自然を思わせる美しいビジュアルと、お口に入れた瞬間に広がる素材の風味が魅力。その上で、見た目や味わいだけでなく、メッセージ性を重視し、愛媛への愛やこだわりを形にし続けています。まだまだラインアップはこれから増えていく予定だとのこと。

愛媛に縁のある人も、お菓子を純粋に楽しみたいという人も、一度は食べてみるべき和菓子が揃っています。「ひる凪」の和菓子を味わいながら、ぜひ現地の風景や素材を思い浮かべてみてください。

参照記事・引用元画像
Yahoo!ニュース
Yahoo!ニュースは、新聞・通信社が配信するニュースのほか、映像、雑誌や個人の書き手が執筆する記事など多種多様なニュースを掲載しています。
愛媛の有名和菓子店発、人気和菓子作家・坂本紫穗監修の和菓子ブランド「ひる凪」がデビュー|Pen Online
7月20日、愛媛県今治市の和菓子店、今治 清光堂が、和菓子作家・坂本紫穗監修の新ブランド「ひる凪」のボックス3種のオンライン販売をスタート。昨年11月にブランドを立ち上げて以来、瞬く間に話題とな...
愛媛県今治市にある和菓子屋「愛媛・今治 一福百果・清光堂」愛媛県産みかん使用の「一福百果まるごとみかん大福」が人気
愛媛県今治市にある和菓子屋「愛媛・今治 一福百果・清光堂」では、皆様に愛されるお菓子作りを続けています。地域の素材にこだわった大福や最中などのお菓子はひとつひとつ心を込めて手作りしています。まるごとみかん大福や椀舟最中などの通販も行っていま...