カーブスHD、増収増益もマーケティング費用増加による減益。オンラインフィットネスで成長を目指す

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カーブスホールディングス(HD)は、営業利益が27.2%増の30.9億円となったことを発表しましたが、前四半期比では減益となりました。この減益の要因は、計画していたマーケティング費用の増加であり、特にTVCMなどによる影響が大きかったようです。しっかりとしたブランドイメージと商品の価値を消費者に伝えるための投資は不可避ではありますが、それが短期的な結果にどのように反映されるかは常に一筋縄ではいかない問題です。

しかしながら、カーブスHDはこの困難を克服する策略を練っています。新型コロナウイルスの影響で会員数が一時的に落ち込みましたが、オンラインフィットネスの活用により、目標とする会員数回復に前向きな見通しを示しています。2023年8月までには、長期的なビジョンに基づき会員数を82万4000人まで引き上げるとのことです。

また、「メンズ・カーブス」が人気を集め、女性版カーブスと同様に入会者が増えていると報告されています。この新しい事業は、1回30分で予約不要という利便性の高さが特徴であり、男性限定のカーブスとして全国に17店舗展開しています。

カーブスHDは長い歴史の中で数々の困難を乗り越え、女性向けスポーツジム「カーブス」を運営してきました。現在は、新たな取り組みである「メンズ・カーブス」の成功により、より多くの男性にフィットネスの機会を提供しています。

コロナ禍がもたらした状況を乗り越え、新たなビジネスの可能性を追求しています。前向きな取り組みであるオンラインフィットネスの導入により、新たな成長機会を見つけ出しました。これは、会員数を増やすだけでなく、広範かつ柔軟なサービス提供によって、更なる事業拡大を実現する可能性を秘めています。

コロナ禍による困難な状況下において、カーブスHDは再び立ち上がり、前向きに取り組む姿勢を示しています。その愚直な努力は、同社の未来への強い信念を表していると言えるでしょう。

カーブスHDが提供する次世代のフィットネス体験は、多くの人々が求めている健康的なライフスタイルを追求するための一助となることでしょう。これからも運営の経営理念に従い、業績回復のための様々な戦略を実行していくことが期待されます。

そのミッションは「すべての女性に活力としなやかさを」です。これによりカーブスHDは「すべての女性が自身の健康と美しさを追求できる世界」を目指しています。過去の困難を乗り越え、高まる競争力を見せているカーブスHDの今後に期待が寄せられます。

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カーブスHD-急落 3Q累計営業益27%増も前四半期比では減益 | 個別記事 | ニュース | トレーダーズ・ウェブ
カーブスHD-急落 3Q累計営業益27%増も前四半期比では減益