2023年6月24日、アメリカ・ミシシッピ州ジャクソンで開催された第12回ジャクソン国際バレエコンクールの授賞式において、日本人の徳 彩也子さん(21歳、神戸市出身)と佐々木 嶺さん(24歳、大阪府東大阪市出身)がシニア部門の金賞を受賞し、話題となりました。この快挙は、日本人2人が同時に金賞を獲得するのは初めてのことであり、注目されています。
また、佐々木 嶺さんの父親も1994年に同じシニア部門の金賞を獲得しており、親子二代での金賞受賞となりました。この結果を受け、徳さんは「入賞だけでも信じられないのにまさか金賞なんて驚いた。応援してくれた人に感謝しかない」と述べ、佐々木さんも父に追いつくことを目指して頑張ってきたと喜びを表明しました。
さらに、徳さんと佐々木さんはペアで参加し、ベストカップル賞も受賞しました。授賞式の際には入賞者14人の記念公演も行われ、彼らの華麗なダンスに会場からは拍手と大歓声が送られました。
ジャクソン国際バレエコンクールは原則として4年に1度開催され、今回はシニア部門(19〜28歳)とジュニア部門(15〜18歳)の2つの部門が設けられました。16カ国から約100人が参加し、選考が行われました。このコンクールはモスクワやバルナ(ブルガリア)と並ぶ世界三大バレエコンクールの一つであり、前回の大会ではジュニア男性部門で日本の清沢飛雄馬さんが銀賞を受賞していました。
このような国際的な舞台で日本人が金賞を受賞し、世界に名だたるバレエダンサーたちと競い合うことができたことは、日本のバレエ界にとって大変な成果となりました。これからも、徳さんと佐々木さんをはじめとする日本のバレエダンサーたちが世界の舞台で活躍し、更なる高みを目指してくれることを期待しています。
今回の結果は、若い日本人バレエダンサーたちへの大きな励みとなることでしょう。そしてこれからも、彼らの努力と才能が輝く世界の舞台で、数々の栄誉を勝ち取っていくことを願っています。
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