歌舞伎の魅力を体感!国立劇場で行われる伝統芸能体験教室『やってみる 歌舞伎』

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日本の伝統芸能といえば、歌舞伎が有名で、その芸術性と表現力は、世界中から高い評価を受けています。そして今回、この歌舞伎を身近に感じてもらうための特別な体験教室が、なんと国立劇場で開催されます。名だたる歌舞伎俳優たちがステージに立つその舞台で、一般の人々が歌舞伎の魅力に触れられるこの機会は、きわめて貴重なものだと言えるでしょう。

〈国立劇場伝統芸能伝承者養成所が主催〉

これは、国立劇場伝統芸能伝承者養成所が主催するもので、「やってみる 歌舞伎」と題したこの教室は、小学5年生から18歳までを対象に行われます。初めて伝統芸能に触れる子供たちにとって、日本文化の深さを理解する絶好の機会となります。

この体験教室では、有名な歌舞伎役者、中村時蔵さんと尾上松太郎さんが指導を行います。中村時蔵さんは歌舞伎俳優研修生に演技指導を行う様子も見られ、一流の指導が肌で感じられる機会となります。

体験教室では、「やってみる 歌舞伎の演技」と「やってみる 歌舞伎の立ちまわり」の2つのプログラムから選ぶことができ、自分に合った部分を深く学べます。「やってみる 歌舞伎の演技」では、実際に歌舞伎の演技を体験でき、俳優の感情表現や演技への工夫を理解できます。「やってみる 歌舞伎の立ちまわり」では、ステージの動きやポジショニングを学べます。いずれも日本の伝統芸能である歌舞伎の核心を理解するための重要な部分です。

〈劇場の裏側も覗けるチャンス〉

なお、この体験教室は、国立劇場の内部を見学できるため、普段見ることができない劇場の裏側を覗ける貴重な機会となります。劇場の舞台裏で役者たちがどのように準備をしているのか、また、名だたる演者が演技を繰り広げる舞台を間近で体験することで、歌舞伎の深化や舞台芸術への理解が深まることでしょう。

参加は無料であり、希望者は7月13日までに事前申し込みをすることが必要となります。この機会を通じて、伝統芸能・歌舞伎の醍醐味を子供たちに広く伝えるとともに、日本文化の継承と発展を願っています。

私たち日本人が誇るべき伝統芸能である歌舞伎。その豊かな表現力や独特の美学を体験してみませんか。飾られた舞台の上ではなく、素顔の役者たちと共に、自分自身で「役者」になってみる。そして、国立劇場で学んだ体験が、未来の新たな歌舞伎の才能を育むきっかけになることを期待しています。

参照記事・引用元画像
国立劇場で伝統芸能体験教室「やってみる 歌舞伎」初開催 参加無料
「国立劇場伝統芸能伝承者養成所」(千代田区隼町、TEL 03-3265-7105)が7月25日・26日、伝統芸能体験教室「やってみる 歌舞伎」を開催する。